当治療院では、さまざまな理論、治療法を組み合わせて治療を行なっております。 鍼灸治療は身体に本来備わっている治る力を高める治療法です。 また近年の研究により鍼灸治療によって自律神経のバランスを整えることができるということがわかってきました。 こころの症状がメインの方にも、この自律神経を整える鍼灸治療は効果的です。
気分障害等こころの症状には、アロマテラピー(芳香療法)が効果があるとも言われています。 当治療院では、オイルを用いたアロマトリートメントは行なっておりませんが、芳香イメージを利用する心理分析を行い心理療法を併用することもあります。
東洋医学について 鍼灸治療は中国三千年の歴史をもち、日本に伝来して千数百年になります。 中国大陸で発祥した鍼灸ですが、日本で独自の発展を遂げて明治期まで日本の中心的医術となっていました。 この日本で独自に発展した鍼灸は、現在中国で行われている鍼灸治療よりも日本人の体質に合ったもので、痛くないやさしい鍼灸です。
鍼 は、おもに毫鍼といわれる髪の毛よりも細い鍼を使います。日本では古来から、子供の病気にも鍼灸治療が行われてきました。 西日本では、「小児はり」として地域に密着した医療となっていました。「小児はり」は、皮膚に刺すものではなく、へらやローラーのような形をしたもので皮膚をなでさする接触鍼です。特に、夜泣きや、疳の虫、夜尿症など乳幼児特有の症状に効果があるとされています。 接触鍼は、個人の体質や症状に応じて大人にも使うことがあります。鍼が怖いという方にも使用できます。
灸 はヨモギの葉の裏にある細かい毛を乾燥させたもの(もぐさ)をひねって、ツボの上で燃やすものです。日本では、戦前まで多くの家庭にもぐさが常備され家庭の医療として定着していました。 灸には、皮膚に直接すえるものの他に、にんにくやショウガのスライスの上に載せてすえるものまで多くの種類があります。
あんま.マッサージ.指圧
あんま は中国に発祥して日本に伝来したもので、東洋医学の考え方に基づいて衣服の上からツボや経絡に対して施術します。
マッサージ は、ヨーロッパに発祥して明治期に日本に伝えられたもので、皮膚に直接オイルなどを用いて施術し、血液やリンパの流れを整えたり筋肉の緊張をほぐしたりします。
指圧 は、あんまや柔術の活法などを合わせて江戸期に民間で行われていたものに、明治期に米国から伝えられた整体療法が取り入れられ、大正時代に指圧療法として統合されたもので、衣服の上から一点圧の刺激を与えます。
|
|
|